スペシャルドリンクを活用しよう

予告どおり風土マラソン前にこのコラムを実現しましたよ。

まずはスペシャルドリンクって何?て人もいるでしょうからその説明から。

スペシャルドリンクは大会側が用意してくれるスポーツドリンクや水以外に各自が任意で用意した競技中に飲むドリンクのことです。大田原マラソンのように一般ランナーでもコース途中に設定されたスペシャルドリンク用のテーブルに用意したスペシャルドリンクを置ける大会もありますが通常の大会では招待選手のみドリンクを置けるテーブルが用意されています。

では、一般ランナーが通常の大会でスペシャルドリンクを持ち込むにはどうしたら良いのでしょうか?

500mlのペットボトルが入るウエスポーチが良く市販されていますがスペシャルドリンクに500mlと言う量は多いですし腰の部分にドリンクがあるとバランスが崩れてランニングフォームが崩れてしまいます。そこで専用ボトル(150ml程度)が2個~4個携帯できるウエストポーチがお薦めです。腰の左右に少しづつウエイトが分散されるのでランニングフォームが崩れずらくなりますし、ランニング中の揺れが少なく快適です。季節商品のせいか現在はショップに在庫をほとんど見かけませんがもう時期、店頭にも並ぶものと思います。

スペシャルドリンクの中身ですが、各ランナーが工夫して作ってくるので決まったレシピなどはないのですが一般的にはスポーツドリンクかオレンジジュースをベースに蜂蜜、塩、クエン酸などを加えているようです。ショップで売られているエネルギー補充のジェルは強烈な味のものが多いですがスペシャルドリンクは余程配合を誤らない限り口当たりの良い味ですし流動性も高いので飲みやすいですよ。私はクエン酸を入れる代わりに「メダリストアミノダイレクト5500」と言う粉末を加えています。クエン酸とともに疲労回復効果のあるBCAAと言うアミノ酸が摂れるのがメリットです。

スペシャルドリンクの目的の1番目はランニングによって消費される糖質の補充です。通常のスポーツドリンクよりも糖質補充効果は高いのですが蜂蜜の糖質はスポーツドリンクの糖質より消化吸収しずらい糖質なのでレースの前半から小まめに摂取することが必要です。スペシャルドリンクの目的の2番目として疲労回復物質の摂取です。代表的なのがクエン酸とBCAAです。レース前半にはクエン酸やBCAAはあまり必要としないので前半用と後半用でレシピを変えてみるのも良いかもしれません。蜂蜜が消化吸収のしずらい食材なのでレース中に大量に摂取するとただでさえ胃腸への血流が少なくなっているレースの最中に胃腸に負担をかけることになるのでスペシャルドリンクを500mlも用意することはないのです。逆に言えば腹持ちの良いエネルギー補充の食材とも言えるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください